2か月近くかけて、漸く読み終えた本がある。
『もういちど読む 山川世界史PLUS ヨーロッパ・アメリカ編』である。
死ぬ前に歴史を学ぼうと思い、書店で気になったので、買ってみた。
読後、調べたことも踏まえ知ったことをまとめると以下の内容だ。
・西洋文明の始まりは、エーゲ海である。
・ヨーロッパの民族は4〜6世紀のスラヴ、ゲルマン、ラテン、ケルトに大別され、8世紀にはゲルマン系のノルマンが入ってきた。
・宣教師ザビエルが来日した頃、ヨーロッパではカトリックとプロテスタントが競っていた。ザビエルも必死だったといえる。
17世紀フランスにはヴェルサイユ宮殿、日本では江戸城があった。
・ペリーの黒船来航の頃、アメリカでは西部開拓と後の南北戦争でまだ国はまとまっていなかった。
・ホガース「ジン横丁」……絵画が描かれた1751年にも貧富の差はあった。
・1929年世界恐慌は突然起こったのではなく、産業革命からの歴史の必然である。
・第二次世界大戦でドイツを破ったのはソ連。ゆえに一躍大国となり、米ソ対立へ。
・サッカークロアチア かつてはオーストリアやハンガリーの領土で、1991年にユーゴスラビアから独立したばかり。サッカー選手は若い人達だね。EUに加盟したというニュースが昨日あった。
・ブレジネフ(ソ連書記長)の歓迎のキスはベルリンの壁にも描かれていたが、キューバのカストロはたばこを咥え、キスを免れようとした。
・9.11首謀者アルカイーダのビンラディン死亡、ナンバー2も昨年死去。バイデン大統領の勝利宣言。タリバーン政権はテロ組織との関係を否定。イスラム国は別のテロ組織。
等々
読む前は、外人と呼んで一括りであったが、実は細かく分かれていて、国によっては今も揉めている人達とサッカーをやっているということに、不思議な感覚を覚え、世界の現実を知った。