ヲタ録

ハロヲタ歴約20年。世間の片隅で生きています。

リボンの騎士

いよいよ火曜日には初日を迎える『リボンの騎士・ザ・ミュージカル』

今回、脚本・演出を手がけた木村信司のインタビューをファンのあいだでは既出ネタではあるがここで再び紹介する
http://www.sankei.co.jp/enak/2006/longinterview/jul/kiji/12kimuraShinji.html
これによると日本人によってつくられたミュージカルとして今回のこれはあまり類をみないものということらしい

また同時に木村氏は『暁のローマ』を担当しているが
このミュージカルを先日、石川梨華ちゃんと高橋愛たんで観に行ったと石川がラジオで紹介していた
ttp://gokki-zu.gotdns.com/file/goki639.mp3

かく言う私も先日タカラヅカを観に行くことに決めた
行くのは、月組『あかねさす紫の花』である
というのも高橋愛が好きな人としてこの劇の「中大兄皇子」を挙げることから
どんなやつかチェックしようかと
http://info.pia.co.jp/et/promo/play/zukatuki_akane.jsp

いままで『あかねさす紫の花』というの歌の意味を見ることがなかったからちょっと調べてみた
この歌は万葉集・巻1の20番にあり額田王の御歌(みうた)である
額田王は初め大海人皇子と結婚し十市皇女という娘も儲けた
しかし中大兄皇子の御歌(天智天皇の御製⦅ぎょせい⦆)にもあるように
cf.香具山は畝傍を愛(お)しと耳梨と相争ひき 神代(かみよ)よりかくなるらし いにしへも然(しか)なれこそ うつせみも嬬(つま)を争ふらしき  万・巻1・13
(香具山⦅私⦆は畝傍山⦅あなた⦆が愛おしくて耳梨山実弟大海人皇子⦆と争いました
しかし「神代」の時代からこうであったようです
また「先代・昔」もそうでありました
ならば「いま・この代」も妻を取り合うものでしょう)・・・拙者意訳
中大兄皇子の妻として迎えることになった
そうした経緯のもと、この『あかねさす紫の花』は詠まれた
cf.あかねさす紫野(むらさきの)行き標野(しめの)行き 野守(のもり)は見ずや君が袖振る
(茜色の光を受ける紫草⦅むらさき⦆の野で御料地の標が張ってある中を行くあなた
野守⦅夫⦆は見てはおりませんでしょうか、あなたが私に向かって袖を振るのを)
野守とは些か憤慨であるが、一方で巻4・488番歌にあるような
『君待つと我が恋ひ居れば我が宿の簾動かし秋の風吹く』
と夫への愛を歌っているようだ

わたし的には今後「大海人皇子」を名乗ってもよいのだけれど愛ちゃんが「中大兄皇子」が好きだと言うのでそのまま名乗ろう
皮肉にも神道人のひとりとして現在の神社制度を整えた天武天皇大海人皇子)の妻を狙うとは・・・
しかし中大兄皇子蘇我入鹿の暗殺や大化の改新白村江の戦い、そして息子大友皇子の次期天皇擁立の足固めなどその「実行力」は秀でたものがある

というワケでしっかりとオラヲタモード全開で書き綴っちゃいましたけど、ミュージカル初日も行きますし、ここまで5枚チケット確保しましたワ
まぁ狼みてたら21回行く香具師もいるようですが、冒頭の木村氏のインタビュー内にもありましたが、「家族でも楽しめる」ミュージカルなんで、しかも他所の夏休み特集でもその謳い文句で紹介していたし
一般の方々もお待ちしてますよ♡
http://www.ribbonnokishi.com/index.html
以上『リボンの騎士・ザ・ミュージカル』の宣伝でした